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ぴかぴかのコンクリートと、でっかい窓。

おしゃれな建物は街に増えた。

大阪や東京なんかいくと、びっくりするような、おしゃれでハイテクなたてものがいっぱい。そんな建物に対する、ぼくのイメージは

「真っ白」

きらきらときれいで、時に、人をよせつけない、白。

 


しかし、そうしたものと対に位置する建物も、世の中にはある。

「1928ビル」っていう建物。

京都は三条にあって、高校生のときよく遊びにいってた。肌色みたいなオレンジ色の古くて小さい3階建て。ビルというにはほんとうに小さい。ちょいでかめの家くらいかな。

1階がギャラリー、2階がごはんたべるところ、3階には小さい劇場になってて、コンドルズや、じゃれみさ(こないだの踊りに行くぜの人)とか、当時劇場でよく公演してた。

内装のモザイクタイルは80年前のものなので、あちらこちらはがれて、雰囲気が良かった。

地下にもスペースがあって、そこがぼくは大好きだった。


薄暗い地下への階段をくだる。壁は、フライヤーでぎっしり。今にもこわれそうな木のとびらの向こうは、

別世界。

そこは、カフェ?みたいなごはんたべるとこ。

「いらっしゃいませ」とかそういうのは一切なし。別に何も食べなくてぼーっとしてても何も言われない。

廃墟のような、市場のような、

ななめ上の小さな天窓から差し込む光。
くらいところと、あかるいところ。木のベンチとテーブルたち。

自由な雰囲気。

かっこよく、適度に、ださい。そんないい具合。 

 

楽しくおしゃべりしたい人は、まんなかのおっきなテーブルに。

静かに読書がしたい人は、天窓から入る光がちょうどいい具合のすみっこに。

カップルでいちゃいちゃしたい人は鮮やかなモザイクタイルの柱のそばの席に。

 

同じ場所に、いろんなひとがいるのに、そこには無理がなかった。

ごく自然な雰囲気だった。


どこのだれでも、どんなひとでも、

そこには居場所があった。

何かが、そんな雰囲気をつくっていた。

 


おしゃれロックさん

レゲエだいすきドレッドヘアーさん

ノリノリ外国人

買い物帰り近所のおばちゃん

アキバ系くん

ごくふつうの人。

 


みんなに居場所があった。

場がすべてを包括していた。

 

そのときぐらいからだろうか、ぼくは、建築でも、写真でも、教育でも、祭りでも、おどりでも、

カウントダウンでも、

そういうことを目指すのがいいんだって思いはじめたのかもしれない。

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あとは…
☆のかたちのまど!!

1928最高!!
のりこ | 2006/12/17 (Sun) 20:55:22 | EDIT
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プロフィール
HN:
masayuki-sun
年齢:
41
性別:
男性
誕生日:
1983/03/12
自己紹介:
[countdoun2007]が、開催されるまでの期間限定blogです。

まさゆきさんのおもったこと、

そのまま、pon!!!!っと。


みんな、いいよーー

好き勝手に、コメントしなさい!

すきよー(>_<)★
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